慌てて脇道に入るのは危険です

 普段、交差点を左折するときにはきちんと後方の安全確認をする人でも、急に思いついて脇道や道路外の施設などに入ろうとしたとき、後方の安全確認を忘れたりハンドル操作が先になって車が動き出してから確認したりすることがあります。

 

 こんな状況で後方から来たバイク・自転車との事故が発生しやすくなります。

 

 さる7月21日午後3時ごろ、愛知県長久手市の県道で道路の端を走行していたバイクが脇道に左折しようとした乗用車と衝突し、バイクの男性(20歳代)が意識不明の重体となる事故が発生しました。

 

 このとき県道は渋滞していて、乗用車は脇道に入ろうとして左にハンドルを切ったときにバイクと衝突したということで、左後方をよく確認しないで曲がろうとしたものと思われます。

 

 渋滞を避けようと、とっさによく知っている抜け道を使おうと考えたのかも知れませんが、こうした行動が事故に結びつきます。

 

 慌てて脇道などを使ってもそれほど時間の節約にはなりません。どうしても脇道に入る必要があるときは、左後方の確認を十分にしましょう。 

(シンク出版株式会社 2019.7.25更新)

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