最近、7~8人乗りのワンボックス型乗用車が衝突した際に、ときどき子どもが車外に投げ出されて死亡したり重傷を負う事故が発生しています。
報道では詳細がわかりませんが、投げ出された子どもはシートベルトやチャイルドシートをしていなかったと思われます。というのは、他の乗員は軽傷ですんでいる例が多いからです。
こうした事故が起こる原因の一つとしては、親戚の子どもなどを車に多数乗せたとき、シートベルトやチャイルドシート付き座席が足らなくなっていても、そのまま運転しているケースがあるからです。
というのは、12歳未満の子どもは3人を大人2人と換算できるので、7人乗り乗用車では子ども6人+大人3人(計7人)といった乗車も可能になりますが、9人のうち2人はシートベルトがない状態で乗っていることになります。
道路交通法上は違反と言えないのですが、衝突事故などの際、シートベルトのない人は身体を守る手段がなく大変に悲惨なことになります。
知り合いの子どもを乗せてドライブにいくような場合、シートベルトの数以上の乗員は絶対に乗せないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2019.8.5更新)
「安全マインド」とは一言で言うと「プロ意識」のことです。この「安全マインド」が備わっていると、自分の仕事に誇りや使命感を持つことができ、ひいては「絶対に事故を起こさない」という強い意識へとつながります。
本誌では、第1章で安全マインドが備わっているドライバーと備わっていないドライバーの働く姿勢が会社や社会に及ぼす影響をマンガで比較することで、安全マインドを持って働くことの大切さを理解することができます。
さらに第2章では、各ドライバーの安全マインドを高めるための具体的な活動事例を紹介していますので、各事業所で安全マインドを高めるための活動の参考にしていただけます。