さる7月28日午後9時すぎ、三重県松阪市の国道166号を走行していた乗用車が反対車線側にあるガソリンスタンドに入ろうと道路を右折しようとしたところ、対向車線を直進してきた中型バイクと衝突し、バイクに乗っていた2人が死亡する事故がありました。
事故の現場は、片側2車線の見通しのよい直線道路で、バイクが乗用車の左側に衝突したということです。
右折する車と直進するバイクが衝突する事故はよく起きているのですが、その原因の大半はドライバーがバイクの存在を軽く見ていることです。
たとえば、対向車線にバイクの存在を認めていても、「まだ遠くにいるから先に行けるだろう」とか、「先に行けばブレーキを踏んで避けてくれるだろう」といった軽い気持ちで右折を開始するドライバーが少なくありません。
また、初めからバイクの存在を見落としているドライバーもいます。
この事故のように視界が悪い夜間となると、お互いの動きや距離などを判断しにくくなるので、衝突する危険がさらに高くなります。
交差点に限らず、道路を右折するときには、対向車線にいるバイクの存在を軽視しないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2019.8.8更新)
「安全マインド」とは一言で言うとドライバーの「プロ意識」のことです。「安全マインド」が備わっていると、自分の仕事に誇りや使命感を持つことができ、ひいては「絶対に事故を起こさない」という強い意識へとつながります。
本誌では、第1章で安全マインドが備わっているドライバーと備わっていないドライバーの働く姿勢が会社や社会に及ぼす影響をマンガで比較することで、安全マインドを持って働くことの大切さを理解することができます。
さらに第2章では、各ドライバーの安全マインドを高めるための具体的な活動事例を紹介していますので、各事業所で安全マインドを高めるための活動の参考にしていただけます。