さる8月9日正午すぎ、香川県丸亀市の交差点で、軽乗用車と渋滞車両の間を横断していたミニバイクが衝突し、運転していた66歳の男性が死亡する事故がありました。
事故の現場は、5車線ある道路と幅の狭い道路が交わる信号のない交差点で、ミニバイクは幅の狭い道路から出て5車線ある道路を渋滞車両の間を抜けたところ、左側から走ってきた軽乗用車と衝突したということです。
対向車線が渋滞していて、その車両の間から歩行者や自転車が出てきて衝突する事故はよくあります。
そういうケースは、片側1車線の狭い道路が多く、比較的歩行者や自転車が横断しやすい道路状況になっていますので、ドライバーとしては対向車線からの飛出しを警戒することができます。
ところが、この事例のように多車線道路の場合には歩行者や自転車が心理的に横断しにくい面がありますので、ドライバーはどうしても油断してしまう傾向にあります。
しかし、多車線道路でも小さな交差道路がある場合には、バイクなどが横断してくることがあります。多車線道路を走行する場合も、渋滞車両の間から飛び出してくるバイクなどを警戒してください。
(シンク出版株式会社 2019.8.16更新)
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