さる8月15日午後7時25分ごろ、福岡県糸田町の県道を走行していた乗用車が道路脇の電柱に衝突し、後部座席にいた生後11か月の幼児が死亡する事故がありました。
幼児はチャイルドシートに座っていましたが、事故のはずみでシートから座席下に落ちたということです。
事故の状況をみますと、チャイルドシートを車の座席ベルトにしっかりと固定していなかったか、固定していてもハーネス(幼児の身体を固定するためのベルト等の固定具)の取付け等が不適切だったと思われます。
せっかくチャイルドシートを使用していても、その使い方を間違えるとまったく効果が期待できません。
平成26年から30年まで5年間の自動車同乗中の6歳未満の幼児のチャイルドシートの使用状況別の致死率を見ますと、チャイルドシートを適正に使用していた場合の致死率は0.03%なのですが、不適正使用の場合の致死率は0.68%で、約22.7倍も高くなっています。
事故の際に受ける衝撃は、幼児であっても大人と同じです。チャイルドシートは適正に使用して、子どもの命を守りましょう。
(シンク出版株式会社 2019.8.23更新)
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