さる8月13日午前11時30分ごろ、秋田市の国道13号線で普通乗用車が中央分離帯の切れ目からUターンしようとしたところ、対向してきた大型バイクと衝突し、バイクを運転していた男性が死亡する事故がありました。
事故の原因ははっきりとはわからないのですが、現場は見通しのよい片側2車線道路でしたので、Uターンをした乗用車のドライバーが大型バイクを見落としたとはあまり考えにくい状況です。
Uターンをする場合、対向車線の2車線ともに車がいない状況になるまで待つ必要がありますが、そういう状況になるまで時間がかかる場合があると思います。
そういうイライラした状況でバイクだけが来ていると、ドライバーとしては「先に行くと隣の車線に避けてくれるのではないか」などと、勝手な判断をすることがあります。
一方、バイクのライダーは近くの路面を見て走行することが多く、遠くを見ることが少ないために、Uターンしてきた車の発見が遅れることがあります。
Uターンをするときには、対向してくるバイクにも十分に注意を払い、強引は運転はしないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2019.8.28更新)
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