週末の21日から「秋の全国交通安全運動」が実施されます（～９月30日まで）。

　「子どもと高齢者の安全確保」が運動重点の筆頭に掲げられていますが、確かに、高齢者や小学生などが歩行中にはねられる事故のニュースが依然として少なくありません。

　さる９月18日午後４時頃、北海道釧路市で下校中の小学４年の女の子が道路を横断中に乗用車にはねられ、意識不明の重体となっています。

　現場は見通しのよい道路だったということですから、わき見運転の疑いがあるとみられています。

　我が国の歩行者軽視は今に始まったことではなく、歩行者が横断歩道で待っているとき止まってくれる車はほとんどいないのが実情です。狭い道で高齢者や子どもが歩いているのを見かけても、速度を落としたり側方間隔を確保しようとする車は多くありません。

　交通安全運動の機会に、今一度自分自身が歩行者にどのように接しているのか運転者として反省し、子どもや高齢者の安全を確保する運転に努めましょう。

（シンク出版株式会社 2019.9.20更新）

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