運転中には、さまざまな原因でわき見をするおそれがあり、ときには大きな事故に結びつきます。
さる9月17日、午後6時20分ごろ鹿児島県阿久根市の市道でゴミを捨てるために道路を横断していた81歳の高齢者が、右からきた乗用車にはねられ、死亡しました。
現場は横断歩道のない見通しの良い道路で、乗用車を運転していた49歳の男性は「ボールペンを拾おうとして顔を上げたら、人が目の前にいて間に合わなかった」と話しています。
軽い気持ちで車内にわき見してしまったようですが、ボールペンが運転に必要な物とは思えませんので、伝票にメモをするなど「ながら運転」だった可能性があります。
運転中のわき見で恐ろしいのは、携帯電話やスマートフォンなどを操作するときです。長い間前方を見ないまま運転することになり、不測の事態に対処できなくなります。
私達も、自分自身がどんなときわき見しやすいかよく考えて、運転席の周囲には伝票や携帯端末など原因となるものを置かないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2019.9.24更新)
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