さる11月1日午後2時半ごろ、東京都豊島区の住宅街を走行していた軽トラックが、交差点でキックスケーターに乗った8歳とみられる男児と出会い頭に衝突し、一時、車の下敷きになる事故がありました。
幸い、男児は救助され命に別状はないということですが、軽トラックを運転していた男性は「子どもが路地から飛び出してきたのでブレーキを踏んだが、間に合わなかった」と話しているということです。
キックスケーターは、地面を蹴って進む二輪の乗り物で、ペダルもブレーキもないものが主流です。
ですから、坂道などではスピードが出ますし、小さい子どもではコントロールできないこともあります。また、ブレーキもありませんので、急に止まることもできません。
キックスケーターは公道での使用は禁止されていますが、住宅街などでは子どもが道路で遊んでいることも珍しくはありません。
住宅街を走行するときには、路地などから子どもが飛び出してくることを想定し、交差道路への注意を怠らないことはもちろんですが、すぐに止まれるスピードで走行するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2019.11.7更新)
交通事故には、交差点右左折時や進路変更時、バック時、夜間の歩行者横断時など典型的な事故パターンが存在します。
それぞれのパターンには事故を起こしやすくする危険要因が存在するため、あらかじめ危険要因を理解して行動することができれば、事故の確率を飛躍的に減らすことが可能になります。
この冊子では、13の典型的事故パターンについて、危険要因を直感的に理解し、さらに覚えやすいようにイラストと3つのキーワードを中心に構成されています。イラストでチェックし、安全運転のための3つのキーワードを覚えることで事故防止スキルが確実に向上します。