先日のニュース報道で、悪質な「あおり運転」に対して、警察庁が大幅に罰則を強化する方針であると知りました。
道路交通法などを改正して、あおり運転をしたドライバーの免許取消しができるように、制度改正を検討しているということです。
今の道路交通法の制度でも、悪質なあおり運転をするドライバーは、「危険性帯有者」処分を適用すれば6か月を超えない範囲で運転免許の効力を停止することができます。
しかしあおり運転は重大事故に結びつく事例が多いので、これでは「生ぬるい」という意見が国会議員などから寄せられているようです。
また、あおり運転というのは、明確な道路交通法の違反定義ではありません。
ですから、警察が割込みや車間距離不保持などで取り締まっていても、点数が一定の基準にならないと、あおり運転のドライバーがすぐに免許停止や免許取消し処分になることは少ないという現状があります。
法案が提出されるのは来年のことと思われますが、今後、こうした危険な運転に対する取締りがさらに一層厳しくなると思われます。
皆さんも運転中に自分自身を見失うことのないよう、気を引き締めて運転しましょう。
(シンク出版株式会社 2019.11.11更新)
近年、あおり運転などによる事故が社会問題となっていますが、事故の原因の多くはドライバーが感情や不安全な行動をコントロールできず、その結果、危険な運転につながり悲惨な事故やトラブルが発生しています。
本冊子は巻頭で普段の運転ぶりをチェックすることで、自分の感情や運転行動における弱点、注意すべきポイントを確認できます。
マンガやイラストを多用した解説で、運転の弱点や注意点を克服するヒントが得られ、今後の安全運転に生かしていただくことができます。