さる11月4日午後5時55分ごろ、宮城県栗原市の東北自動車道で、路上に立っていた2人が後続車に相次いではねられ、死亡する事故がありました。
事故の現場は片側2車線で、付近の路肩にハザードランプを点灯させた軽ワゴン車が止まっていたということで、走行車線にいた1人が乗用車にはねられ、追越車線でもう1人がワンボックス車にはねられたということです。
なぜ、2人が本線車線上にいたのかわからないのですが、事故や故障で気が動転して本線上に出て行ったのかもしれません。しかし、これまでの事故例をみると、高速道路の本線上にいる歩行者は高い確率で後続車にはねられています。
その理由は、後続車のドライバーは高速道路にまさか人が歩いているとは思っていませんので発見が遅れますし、ほぼ時速100キロ前後で走行している道路で、歩行者と認識したときには、すでに手遅れで避けきれないのです。
高速道路を走行中に事故や故障などで動けなくなったら、そのときには車をできるだけ車を路肩に寄せ救援を呼び、待ってる間はガードレールの外などに待機して、絶対に本線上に出ないでください。
(シンク出版株式会社 2019.11.12更新)
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