さる11月8日午後3時半ごろ、福岡市早良区の道路を走行していた乗用車が、横断してきた小学校3年生の男の子をはねて死亡させる事故がありました。
事故現場は片側1車線の直線道路で、小学生は信号待ちの車列の間から対向車線に出たところで、乗用車にはねられたということです。
男児は、自宅から習い事に向かう途中でした。
ご存じのように、対向車線が渋滞しているときは対向車線の間から歩行者や自転車が飛び出してくることがありますので、皆さんも十分に注意されていると思います。
ところが、信号待ちで対向車線に車列ができている場合には、そちらのほうにはなかなか注意が向かないと思います。というのは、運転者の心理として信号待ちということは近くに横断歩道があり、歩行者や自転車はそこを渡っているはずという思い込みがあるからです。
しかし、近くに横断歩道があっても、そこまで行くのが面倒という人はいますし、車が止まっている間にそこを抜けようと考える人がいます。
信号待ちで対向車線に車列があるときには、そちらにも注意を向けてください。
(シンク出版株式会社 2019.11.20更新)
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