電動アシスト付き自転車の販売が依然として好調というニュースを見ました。
2018年の電動アシスト付き自転車の国内出荷台数は前年比8%増の66万7,000台で、この5年で4割増加しています。膝を曲げずにペダルをこげるタイプも登場し、自動車免許を自主返納する高齢者の購入が追い風となっているということです。
排気ガスのないエコな移動手段で、高齢者の自動車事故防止にもなるので良いことづくめと感じますが、車の運転者の立場で考えると、自転車に乗る高齢者が増えていることには警戒を強める必要があります。
高齢者が乗る自転車は、中高生のようにスピードを出すとは思えませんが、坂道でも割と楽に登れますので、坂の頂上付近が交差点になっているようなところで、自転車がいきなり出てくる可能性などに配慮する必要があります。
足踏み式の自転車の場合は少しの傾斜でも登るのは大変でスピードは出せません。とくに足腰の弱っている人や荷物を載せている人は自転車を押して坂を登ってきて、交差点にもゆっくり入りがちになります。
一方、電動アシスト式自転車の場合は坂道でも乗ったまま走れますので、乗っている人の安全確認や一時停止を守る意識が希薄だと非常に危険になります。
電動自転車に乗る人が、交差点で止まらずに出てくる危険を予測して運転しましょう。
(シンク出版株式会社 2019.12.17更新)
「2020トラック運行管理者手帳」ならびに、「2020バス運行管理者手帳」を好評発売中です。
本手帳は、運行管理者として知っておきたい知識を「法令編」「知識編」「データ編」にまとめて収録しています。
またカレンダー、メモ欄も充実の内容ですので、スケジュール管理も万全です。ぜひお手元でご活用ください。
※バス管理者手帳は残部些少となっています。
お申し込みはお早めにお願いします。