バックで道路外施設に入るときには歩行者に注意

 バック事故が多発しています。年末の忙しいときには、つい後方の安全確認が甘くなりますので、注意しましょう。

 

 さる12月13日、鹿児島県長島町の住宅敷地内で、バックしてきたトラックにはねられて、その住宅に住む52歳の女性が亡くなりました。

 

 トラックを運転していた43歳の男性は、プロパンガスの定期交換のため女性の住宅を訪れていて、バックで敷地内に入ろうとした際、車の後ろにいたこの女性に気づかなかったということです。

 

 住宅の敷地や駐車場などに入る場合は、出るときのことを考えてバックで入ることがよくありますが、道路をやってくる後続車の存在などが気になり、急いで入ろうとしてしまいがちです。

  また、ハンドル操作をして車を旋回させながらバックすることも多いので、車体の後方が非常に確認しずらく、この事故のように人を見落とす危険性が高くなります。

 

 道路外の駐車場や住宅敷地内などに入る場合は、できるだけ前進で安全確認をしながらゆっくり入るように心がけてください。

 

 止むを得ずバックする必要がある場合は、後方の誘導をしてもらい、さらに誘導者が車の後方進路に立たないように指示して車を動かしましょう。

(シンク出版株式会社 2019.12.18更新)

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 冊子「自分で気づこうバック事故の危険【改訂新版】」は、バック時の自身の運転をチェックすることによって、具体的な危険に気づくことのできる、ドライバーのためのバック事故防止教育教材です。

 改訂版では、従来の4場面に新たに「狭路へのバック」「道路端に駐車する際のバック」の2場面を加えた計6場面のイラストを見ながら、5つの質問にハイ・イイエで答えるだけで、バック時における自身の危険性に気づくことができます。

 巻末には付録として「バック事故を防止するための具体的方策」を掲載しています。バック事故を防ぐための対策を考える際のヒントとしてご活用ください。

 

 

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