さる12月8日午前10時半頃、静岡県の東名高速道路の浜松インターチェンジの料金所に入る手前で、Uターンをした乗用車がそのまま逆走し、向かってきた別の乗用車と正面衝突し、5人が負傷する事故がありました。
逆走した車を運転していた60歳代の男性は、「高速道路に入る手前で用事を思い出して折り返そうとし、焦って逆走してしまった」と話しているということです。
浜松インターのような主要な高速道路の料金所手前は、いくつかの料金ブースが設置してありますので、その手前には広いスペースがあります。
そのため、Uターンができそうなのですが、実際には入口に向かって一方通行になっていますので、方向転換したところで逆走することになります。
また、入口料金所の手前から分離帯の隙間を越えて反対側の出口方面に向かう人もいますが、これも出口から出て来る車と衝突する危険があります。
いずれにしても、高速道路の入口付近での方向転換は非常に危険なの行為ですので絶対にやめてください。
(シンク出版株式会社 2019.12.26更新)
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