皆さんは、いつも前の車と十分な車間距離をとって走行していると思いますが、理由があって一時的に車間距離が詰まってしまうこともあります。
そんなとき、たまたま前方で割込みや車両トラブルなどがあって急停止する車がいると、玉突き事故に巻き込まれることがありますので、注意してください。
車間距離が意図せずに詰まってしまう原因の一つは前車の減速です。坂道やトンネル入り口付近ではどうしても減速してしまう車が多いため、予測しておかないと車間距離は詰まりがちです。
最近はクルーズ・コントロールが装備され、坂道でも定速を維持できる車が増えていますが、こうした装置のない車は意図的に早めにアクセルを踏みこまないと坂道で定速を維持できません。前車の減速を予測して車間距離を維持しましょう。
また、隣車線の車が自車の前に入ってきそうだと感じるとき、つい、自車の前に入られるのは嫌だなという心理がはたらいて、自分から前車との距離を詰めてしまうことがあります。
こんなとき隣車線の車を気にしていて前車の減速に気づかないと、追突してしまう危険があります。
車間距離を詰めて後悔しないように気をつけましょう。
(シンク出版株式会社 2020.1.21更新)
衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の普及によって、追突事故は減少傾向ですが、依然、人身事故における割合はトップとなっています。
本テストは、普段の運転行動をチェックしていただくだけで、ご自身の中にどんな追突事故に対する危険が隠れているかを確認していただける自己診断テストです。