急な進路変更で追突事故を誘発した車のニュースを見ました。
さる1月30日午後0時ごろ、京都市山科区の道路で路線バスが29歳の男性が運転する乗用車に追突し、バスの乗客2人が転んで頭や腕に軽い怪我を負う事故が発生しました。
バスの左斜め前を走行していた乗用車が急に進路変更して衝突したということです。
追突事故は後ろを走る車の運転者がわき見などをしていているケースが多いのですが、こうした進路変更がらみの事故も目立っています。
この事故では実際に追突していますが、たとえバスが進路変更の車を避けることができて接触しなかった場合でも、非接触事故になるおそれが十分にあります。バスの乗客が急ブレーキの衝撃で転んで車内事故が起こるからです。
逆に、バス運転者の念頭には「乗客が転ぶ車内事故の危険を避けたい」という意識が常にあるため、急に車が現れても即座に急ブレーキを踏めない場合があります。
相手はバスだけとは限りませんが、進路変更をする前には十分に後方の安全を確認する習慣をつけましょう。
(シンク出版株式会社 2020.2.3更新)
交通事故には、交差点右左折時や進路変更時、バック時、夜間の歩行者横断時など典型的な事故パターンが存在します。
それぞれのパターンには事故を起こしやすくする危険要因が存在するため、あらかじめ危険要因を理解して行動することができれば、事故の確率を飛躍的に減らすことが可能になります。
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