最近、止めた車が動き出し、それを止めようとしてケガをしたり死亡したりする事故が目につきます。
さる2月1日午後9時半ごろ、群馬県桐生市の駐車場で、女性が軽自動車を止めて降りたところ車が動き出したため、車を止めようと追いかけてドアを開けて車内に身体を入れましたが、車は道路を挟んで向かいの駐車場に止まっていた乗用車に衝突しました。
女性はドアに挟まった状態でみつかり、肋骨を折るなど重体だということですので、身体半分ほど車内に入れたまま車が動いたのではないでしょうか?
こうした事故の原因のほとんどは、車を止めて降りる際にサイドブレーキ(駐車ブレーキ)をかけていないことにあります。
他の事故例でも「郵便を出すためにちょっと止めるとき」など、すぐに戻るから大丈夫といった油断があるようですが、その背景には、日頃から車を降りる際にサイドブレーキをかける習慣がないことがあると思います。
車を降りるときには、必ずサイドブレーキを確実にかけることを習慣にしてください。
(シンク出版株式会社 2020.2.12更新)
衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の普及によって、追突事故は減少傾向ですが、依然、人身事故における割合はトップとなっています。
本テストは、普段の運転行動をチェックしていただくだけで、ご自身の中にどんな追突事故に対する危険が隠れているかを確認していただける自己診断テストです。