さる2月5日午前10時半ごろ、秋田県仙北市の国道で女性患者を救急搬送していた救急車に、後続のトラックが追突する事故がありしました。
事故の現場は、片側1車線の緩やかなカーブで、救急車の前を走っていた車が停車したため救急車も停車したところ、後ろを走行していたトラックが追突したものです。
車を運転していると、後ろから救急車がサイレンを鳴らして来て追い抜いていくことがありますが、救急車が過ぎるとすぐに後ろを追従する車が少なくありません。
運転者の心理として考えられるのは、救急車が後ろをついていくと、他の車が進路を譲ったりするので何となくスムーズに走行できる感じがするということと、他の車が出てきたりして進路を妨害されることがないという安心感があるのではないかと思います。
こうした油断があると、救急車は停止することがないという錯覚を生み、救急車の急停止に対応できないという事態を招くことになります。
救急車が来ても、その真後ろを走行しないようにしてください。また、交通状況により後ろを走行するようになっても、車間距離は十分にあけて追従するようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2020.2.14更新)
衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の普及によって、追突事故は減少傾向ですが、依然、人身事故における割合はトップとなっています。
本テストは、普段の運転行動をチェックしていただくだけで、ご自身の中にどんな追突事故に対する危険が隠れているかを確認していただける自己診断テストです。