このコーナーで何度も取り上げていますが、交差点を右折する車と直進するバイクの衝突事故が後を絶ちません。
さる2月8日午後9時半ごろ、岐阜県大垣市の信号交差点で、直進していた原付バイクと、右折しようとした乗用車が衝突する事故がありました。
事故当時、交差点の信号は青で原付バイクは乗用車の左側面にぶつかったということですので、乗用車が無理に右折したのだと思われます。
夜間、交差点を右折する際にとくに注意しなければならないのは、二輪車の存在です。
四輪車の場合は、少なくとも2灯以上のライトがありますので、その存在がわかりやすいのですが、二輪車のライトは1灯しかありませんので、右折するドライバーから見落とされやすいからです。
もう一つの問題は、夜間は二輪車のスピードが判断しにくいことと、走行している位置がどれだけ離れているかわかりにくいことです。
そのため、右折するドライバーはバイクが遠くにいると誤った判断をして右折して衝突することが多々あるのです。
夜間、右折するときには直進してくるバイクの存在を見落とさないでください。
(シンク出版株式会社 2020.2.17更新)
交通事故には、交差点右左折時や進路変更時、バック時、夜間の歩行者横断時など典型的な事故パターンが存在します。
それぞれのパターンには事故を起こしやすくする危険要因が存在するため、あらかじめ危険要因を理解して行動することができれば、事故の確率を飛躍的に減らすことが可能になります。
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