先日テレビで、スクールバスが横転してバスの中にいた高校生たちの身体が宙に舞う、衝撃的な映像を見ました。

　横転事故はアメリカのオハイオ州で昨年12月に発生したもので、スクールバスと信号無視の乗用車が衝突し、バスが横転した際にバス内のカメラが自動で撮影しました。

　バスに乗車していた高校生25名は全員シートベルトがありませんでしたので、横転のショックで座っていた生徒たちが一斉に宙に放り出されて天井に叩きつけられる姿がとらえられ、泣き叫ぶ声が響き渡っていました。

　幸い、全員の命に別状はありませんでしたが、高校生９人が病院に入院したそうです。

　同州の「ハイウェイパトロール」当局は、信号無視の危険やシートベルト非着用の被害を訴えるため、生徒の顔などを修正してあえてショッキングな映像を公開したということです。

　私たちも、観光バスや送迎用マイクロバスなどに乗ることがありますが、シートベルトをきちんと着用しているでしょうか？

　街なかの路線バスと違って高速で走行することがありますので、シートベルトのある席では必ず着用するように心がけましょう。

　（シンク出版株式会社　2020.2.18更新）

　衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の普及によって、追突事故は減少傾向ですが、依然、人身事故における割合はトップとなっています。

　本テストは、普段の運転行動をチェックしていただくだけで、ご自身の中にどんな追突事故に対する危険が隠れているかを確認していただける自己診断テストです。