先日、片側2車線の比較的大きな交差点を左折しようとしたとき、左折先の横断歩道上で自転車との事故を目撃しました。
交差点を左折して、左折先の横断歩道に近づこうとしていたのですが、横断歩道の手前にはすでに2台の車が止まっていて、横断歩行者が通過するのを待っていました。
左側に止まっていた車が横断歩行者が途切れて発進した瞬間に、右から横断歩道を走行してきた自転車と衝突したのです。
事故自体は、軽く接触した程度で済んだのですが、横断歩道の右側に止まっていた車は動いていませんでしたので、左側にいた車のドライバーは右から来た自転車が右の車両の死角に隠れていて見えていなかったのでと思います。
車を運転していると、横断歩道の手前で歩行者などの通過を待ったり、先頭で信号待ちをしていて青信号に変わってから発進することはよくあります。
そのような場合、私自身が心がけていることがあります。
それは隣の車より先に行かないということです。この事例でもわかるように、隣の車の死角に自転車などが隠れていたり、渡り遅れの歩行者がいたりするからです。
横断歩道の手前では、我先に飛び出さないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2020.2.21更新)
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