新型コロナウイルスのニュースが連日報道され、気になりますね。
比較的感染力の強いウイルスと言われていますが、健康な若い人の場合は軽症の方が非常に多いようです。しかし、糖尿病など持病のある方は重症化のリスクが高いと言われていますので気をつけましょう。
糖尿病は血糖値の管理が大切な病気で、しっかり管理しないと低血糖発作や高血糖発作が起こり、予期せぬ通院や入院の必要が発生します。
この時期、病院に行くこと自体がウイルスへの感染リスクを高めると言われていますので、自己管理を心がけてください。
血糖値管理ミスなどによる持病の発作は運転にとっても大敵です。
さる1月26日、宮城県名取市で小学生33人を乗せたスクールバスの運転者(63歳)の意識がもうろうとして、通常のコースを外れて約20分間・4キロほど迷走する事例がありました。
青信号で止まり続けたり呼びかけに反応しないなど、運転者の様子がおかしいことに気づいた子どもたちは「誘拐されるんじゃないか」と不安で泣き出す子もいて、1人が「SOS」と書いたノートを窓越しに掲示し、それを見た運送会社の従業員が警察に連絡して全員が無事に保護されました。
運転者は持病の糖尿病による低血糖状態に陥ったとみられ、搬送された病院で回復し命に別状はありませんでした。幸い事故は免れましたが、一つ間違えれば大惨事になっていた危険もあります。くれぐれも注意しましょう。
(シンク出版株式会社 2020.3.2更新)
この小冊子では、ドライバーが健康管理を徹底していなかったために発生したと思われる、重大事故等の6つの健康起因事例をマンガで紹介しています。
各事例の右ページでは、垰田和史 滋賀医科大学准教授(医学博士)の監修のもと、日々ドライバーが気をつけなければならない健康管理のポイントをわかりやすく解説しています。
ドライバーが健康管理の重要性を自覚することのできる小冊子です。
【詳しくはこちら】