さる3月8日午前0時45分ごろ、大阪府河内長野市の国道170号を走行していた軽乗用車が、路上にいた高齢歩行者をはねて死亡させる事故がありました。
事故の現場は片側2車線の直線道路で、軽乗用車を運転していた23歳の男性は「左側車線を走行中、前方を走っていた車が右側に車線変更したところ、目の前に歩行者がいた」と供述しているということです。
前車に追従して走行しているときに、前車が急に車線変更をすることがあります。
前車がいなくなった前方を見ると、動物の死骸があったり落下物が落ちていることがあり、前車はそうした障害物を避けるために車線変更をしたのだなと納得することが少なくありません。
前車の動きを注視していたり、スピードを出していなかった場合には、前車が急に車線変更をしても対応できるのですが、車間距離を詰めて走行していたり、ぼんやりと追従していたりすると、障害物を踏んだりすることもあります。
この事例のように、前車の前にいたのが歩行者の場合には、死亡事故につながってしまいます。前車が急に車線変更をした場合には、前に何かあると考えて、前方から目をはなさいようにしてスピードを落としてください。
(シンク出版株式会社 2020.3.13更新)
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