必ずシートベルトを着用して自分を守ろう

 運転席でシートベルトをしない人はほとんど見かけなくなりましたが、人が運転する車に乗せてもらうときはどうでしょうか?

 

 短い距離を同乗させてもらうときや、後部座席で座面の間にベルトのバックルが入り込んでいて見つけにくい場合などは「まあ、いいか」と着用しない人がいます。

 

 しかし、運悪く事故にあったとすると、その非着用者だけが重傷または死亡することがあるので油断は禁物です。

 

 さる3月16日午後3時ごろ、岩手県大槌町でゴミ収集車のトラックが道路左脇の小屋に衝突する事故がありました。

 

 事故の衝撃で収集車は運転者席を下にする形で横転して運転者は重傷を負い、左端の助手席にいた男性は軽傷でしたが、座席の真ん中に乗っていた65歳の男性は意識不明の重体で病院に運ばれ死亡が確認されました。

 

 おそらく、運転席と助手席のシートベルトは3点式で真ん中の座席は2点式のシートベルトしか無かったと思われますが、亡くなった真ん中の男性の被害が大きいので、ベルト非着用だったか2点式シートベルトのため上半身の保護が弱かった可能性が大きいと思われます。

 

 トラックの乗員席に定員いっぱいの3名が乗車する場合はこうしたリスクもあることを頭に入れ、なるべく2人乗務までを原則にしておくことを配慮しましょう。

 

 いずれにせよ、どんな席でもシートベルトの非着用だけは絶対に避けてください。

 

 (シンク出版株式会社 2020.3.23更新)

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