駐車場やガソリンスタンドなどの道路外施設に入るときに、その手前に駐車車両が止まっていることがあります。
その場合、駐車車両を追い抜いてから施設に入ることになりますが、そのとき歩道を走行してくる自転車に注意しなければなりません。
前からくる自転車は当然視界に入りますので、衝突することはないと思いますが、問題は左後方から来る自転車です。
駐車車両が死角になっていますから、歩道の左後方からくる自転車が見えないからです。
それでも、駐車車両が車体の小さい乗用車などの場合には、左後方の歩道がまったく見えないということはありませんので、衝突する確率は少ないのですが、駐車車両が車体の大きいトラックなどの場合は注意が必要です。
長い車体の側方を通過して前から入ろうとすると、左後方の歩道がまったく見えませんから、無警戒に歩道を横切ろうとすると、自転車と衝突してしまいます。
駐車トラックの前の歩道を横切るときは、その手前で必ず一時停止をして左後方の安全確認をしっかりと行いましょう。
(シンク出版株式会社 2020.4.3更新)
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