皆さんは車でバックするとき、同僚などに後方の安全確認や誘導を頼むことがあると思いますが、誘導者を間違ってひいてしまわないようお互いに注意しましょう。
さる3月21日午後9時50分ごろ、松山市の国道で道路舗装作業中の車両を誘導していた作業員(67歳)が、バックした道路作業車にひかれて死亡する事故が発生しました。
現場には複数の作業員がいたので車両の運転者も油断していたと思われますが、夜間でしたので誘導者の見落としには十分に注意するべきでした。
また4月5日午前10時20分ごろ、熊本市南区の畑で農業を営む84歳の男性が軽トラックを道路から畑に入れようとバックさせていたところ、78歳の妻をはねて死亡させる事故が発生しています。妻は畑に入り軽トラックを誘導していたということです。
車の誘導時には、車の進路に入らない=後方や前方に立たない=ことが鉄則ですが、家族や同僚の運転する車などの場合、つい気を許してしまいがちです。
実際には、見落としやペダルの踏み間違えミスは誰にでも起こる可能性がありますので、注意してください。誘導者に対しては、必ず進路から外れた位置で誘導するように頼みましょう。
(シンク出版株式会社 2020.4.8更新)
冊子「自分で気づこうバック事故の危険【改訂新版】」は、バック時の自身の運転をチェックすることによって、具
改訂版では、従来の4場面に新たに「狭路へのバック」「道路端に
巻末には付録として「バック事故を防止するための具体的方策」を