さる5月8日午後5時ごろ、岩手県北上市で信号機のない横断歩道を渡っていた小学3年生の男児が、走行してきたタクシーにはねられ大けがをする事故がありました。
タクシーの運転者は、「横断歩道の手前の道路に車が止まっていて見えづらかった」などと話しているということです。
このコメントを聞いていると、本当に第2種の運転免許を持っているプロのドライバーが言うことなのかと唖然とさせられます。
というのは、信号のない横断歩道や自転車横断帯の手前に車が停止しているときは、その側方を通って前方に出るときに、その手前で一時停止をしなければならないと道路交通法に定められているからです。
これは、止まっている車の陰から歩行者などが横断してくる可能性があり、そのまま通過すると歩行者などと衝突の危険があるので一時停止を義務づけているのです。
信号のない横断歩道の手前に車が停止していても、そのまま通過する車が多いのですが、必ず一時停止をして歩行者の有無をチェックする習慣をつけてください。
(シンク出版株式会社 2020.5.19更新)
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