さる5月22日午前10時半ごろ、名古屋市守山区の信号のない交差点を右折しようとした乗用車が、横断歩道を渡っていた電動カートをはね、乗っていた男性が頭の骨を折って意識不明の重体になる事故がありました。
交差点を右折するときには、右折先の横断歩道を渡って来る歩行者や自転車に注意をしますが、電動カートに対してはあまり注意が向かないことがあります。
その理由としては、電動カート自体の数が少ないために存在が頭にないことに加えて、電動カートの高さが低いことも一因ではないかと思います。
大人の人が電動カートに座ったときには、小学校低学年の児童と同じくらいしかないために、ピラーの死角などに入っていたり、歩道の植木などの陰に入ってしまうと、発見しづらくなります。
そのため、チラッと見て何もいなかったら、いないものと判断してしまいがちになるのですが、実際には死角に隠れていたということが少なくありません。
交差点を右折する際には、右折先の横断歩道にいる歩行者や自転車に注意するのはもちろんですが、電動カートの存在も確認するようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2020.5.29更新)
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