右折時は電動カートを見落とさないようにしよう

写真はイメージです。本文事故とは関係がありません
写真はイメージです。本文事故とは関係がありません

 さる5月22日午前10時半ごろ、名古屋市守山区の信号のない交差点を右折しようとした乗用車が、横断歩道を渡っていた電動カートをはね、乗っていた男性が頭の骨を折って意識不明の重体になる事故がありました。

 

 交差点を右折するときには、右折先の横断歩道を渡って来る歩行者や自転車に注意をしますが、電動カートに対してはあまり注意が向かないことがあります。

 

 その理由としては、電動カート自体の数が少ないために存在が頭にないことに加えて、電動カートの高さが低いことも一因ではないかと思います。

 

 大人の人が電動カートに座ったときには、小学校低学年の児童と同じくらいしかないために、ピラーの死角などに入っていたり、歩道の植木などの陰に入ってしまうと、発見しづらくなります。

 

 そのため、チラッと見て何もいなかったら、いないものと判断してしまいがちになるのですが、実際には死角に隠れていたということが少なくありません。

 

 交差点を右折する際には、右折先の横断歩道にいる歩行者や自転車に注意するのはもちろんですが、電動カートの存在も確認するようにしましょう。

(シンク出版株式会社 2020.5.29更新)

■トラックドライバー向け「教育ツール」の第4弾を発売

 トラック運送事業の運行管理者の皆さんに好評を博してきたドライバー教育ツールのパート4を発売しました。

 

 貨物自動車運送事業の運転者に対する指導・監督の指針12項目に準拠した教育資料が満載です。

 

 今回も、運転者用資料と管理者用資料に分かれてイラストと図解を中心に展開しています。すべて新しい内容のものですので、パート1から3までご購入いただいた皆さんもぜひご利用ください。

 

 また、今回は巻末資料として初任運転者向けの資料が充実し、初任運転者指導用記録簿や添乗指導項目等を掲載しました。新入運転者教育にご活用ください。

 

 

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