最近まで新型コロナウイルス対策による外出自粛で交通量が極端に減少していたために交通事故全体は減少しました。
ただし速度の出しすぎによる死亡事故が増えたという話を先日したと思いますが、地域によっては飲酒運転も増加傾向にあることがわかりました。
愛知県警察本部のまとめによると、本年5月中の飲酒運転の検挙は74件と去年より16件増えていて、自宅で飲酒する機会が増えたことが影響しているとみられています。
依然としてテレワークや交替勤務が続き自宅にいる人が少なくない現状ですから、今後も飲酒運転が多発する恐れがあります。
アメリカの職業コンサルタント企業である Fishbowl 社の全米アンケート調査によると、自宅にいるとつい気が緩んでしまい在宅勤務中に酒を1~2杯飲んだことがあると答えた人が42%に上ったということです。
在宅勤務で飲酒してもそのまま自宅にいるだけならまだいいのですが、業務上の要請などがあって出かける用事ができたときに車やバイクを使ってしまうと飲酒運転に結びつきます。
社会の形態が変化しているとき、自己管理能力の低い人はうまく対応できずに危険な行動に陥る可能性があります。自分の行動をよく内省し、飲酒運転は絶対にしないように心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2020.6.8更新)
このDVDでは、アルコールが運転にどのような影響を与えるか、その危険性を再現ドラマを交え、CG、実験で明らかにしています。
とくに「酒気残り」が運転に与える影響に注目し、体内のアルコール残量とドライバー本人の酔いの感覚とに大きなズレがあることを検証し、注意を促します。
また、飲酒運転の罰則も解説していますので、「飲酒運転は犯罪であり絶対に許さない!」と飲酒運転根絶を強く訴える内容です。
指導:金光義弘(川崎医療福祉大学特任教授)