車に乗って急ぐのではなく出発を早めよう - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

車に乗って急ぐのではなく出発を早めよう

 先を急いでいたりすると、前に遅い車が走行しているとつい追越しをしたくなりますよね。

 そうして追い越して少し先に行って信号待ちをしていると、追い越した車が後ろにピッタリと着いていることがあり、せっかく追い越したのにあまり先に行けていないと思うことがあります。

 

 誰でもこんな経験をしていると思いますが、それほど時間を短縮することは難しいということです。

 こうした事象を説明するのによく使われるのが、1分間に何台の車が通過して行くかを観察するという方法です。

 

 自分が走行する道路の側に立って、1分間にどれだけの車が通過するのを数えるのです。たとえば、20台の車が通過したとします。

 

 わずか1分間の時間を縮めるためには、20台の車を追い越していかなければいけないのです。道路状況にもよりますが、これだけの車を追い越すのは、結構無理な運転を強いられると思います。

 

 それよりも1分だけ早く出発するほうが、はるかに安全で簡単だと思います。

 急ぐなら車に乗ってからではなく、車に乗る前に急ぐのが、安全運転の鉄則です。

 

(シンク出版株式会社 2020.6.12更新)

■トラックドライバー向け「教育ツール」の第4弾を発売

 トラック運送事業の運行管理者の皆さんに好評を博してきたドライバー教育ツールのパート4を発売しました。

 

 貨物自動車運送事業の運転者に対する指導・監督の指針12項目に準拠した教育資料が満載です。

 

 今回も、運転者用資料と管理者用資料に分かれてイラストと図解を中心に展開しています。すべて新しい内容のものですので、パート1から3までご購入いただいた皆さんもぜひご利用ください。

 

 また、今回は巻末資料として初任運転者向けの資料が充実し、初任運転者指導用記録簿や添乗指導項目等を掲載しました。新入運転者教育にご活用ください。 

 

 

 

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