さる6月5日午後9時半ごろ、西東京市の新青梅街道でワゴン車が対向車線にはみ出し、前から走ってきた黒いワゴン車と正面衝突して4人がケガを負う事故がありました。
警察では、事故を起こしたワゴン車が前方を右折しようとしたバスをよけるために、対向車線にはみ出したものとみています。
どのような道路状況なのか定かではないのですが、右折するバスを対向車線に出て追い越そうとしたのですから、バスの左側には通過できるスペースがなかったのだと思います。
しかし、いくら幅員の狭い道路でバスの左側から追い抜くスペースがなかったとしても、対向車線に出てバスを追い越すというのは無謀すぎると思います。
追越しをしている最中にバスが右折を開始すると衝突しますし、バスが右折を待っているということは、対向車が来ているということですから、当然正面衝突の危険があるわけです。
狭い道路で前車が右折のために減速したときには、その車線に留まって自分の前のスペースが空くまで待ってから通過するというのが安全運転の鉄則です。
(シンク出版株式会社 2020.6.15更新)
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