さる6月14日午前10時10分ごろ、兵庫県西脇市で道路脇にある用水路でしゃがんで手を洗っていた女性が、走行してきた軽四輪車にはねられ骨盤を骨折する重傷を負う事故がありました。
事故現場は、センターラインのない幅員が狭い道路でした。
田園地帯など比較的交通量が閑散とした道路を走行していると、畑作業などから帰る途中の人が道路の縁石に腰をかけて休んでいたり、この事例のように道路端でしゃがんで何か作業をしている光景に出会うことがあります。
このような道路では歩行者もほとんどいませんので、道路端に座っている人がいたりすると、運転しているドライバーも結構ビックリしてしまいます。
それでも、身体の一部が車線にはみ出していなければいいのですが、足などがはみ出していることが多く、衝突しそうになることも少なくありません。
この事例のようにセンターラインがない狭い道路では、少し発見が遅れたりハンドル操作をミスすると、衝突するリスクは高くなります。
歩行者がほとんどいない道路を走行しているとき、まさか道路端にしゃがんでいる人がいるなど想定していないと思いますが、道路端にしゃがんでいる人がいることも頭にいれておきましょう。
(シンク出版株式会社 2020.6.23更新)
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