先日、名古屋市の市バス運転者が赤信号を無視したとして交通反則切符を切られたという報道を見ました。
目撃者から「市バスが信号無視をした」という通報が営業所にあり、ドライブレコーダーを調査したところ、赤信号で進入した事実があり、警察に報告したものです。
バスの運転者は「黄色信号と思って入ってしまった」と話しているということです。
黄信号と思って交差点に進入しようとしたら、すでに赤信号になっていたということは少なくありません。そういう人は、日頃から黄信号で交差点に進入しているのだと思います。
最初のうちは、交差点直前で黄色に変わり、やむを得ずに進入していたものが、そのうちかなり手前で黄信号に変わっても、まだ行けると進入するようになります。
そういう運転が常態化すると、交差点手前ですでに赤信号に変っているにもかかわらず、進入してしまうのです。
いつも黄信号で進入していると、いつかは赤信号で進入するようになるので、イエローストップを心がけてください。
(シンク出版株式会社 2020.7.2更新)
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