落下物が事故を誘発する危険を意識しよう

 

 今年3月20日の未明、東名阪道路で道路上に落ちていたタイヤにワゴン車が乗り上げた事故のあと、ワゴン車の乗員2人が後続のトラックにひかれて死亡した事故がありました。

 

 この事故については3月30日の朝礼話題でも取り上げ、高速道路上でトラブル等で停止した場合は、すみやかに路肩の外など安全な場所に避難する重要性を指摘しました。

 

 最近、事故に関連して警察がタイヤを落としたトラックを捜査しているというニュースが報道されました。

 

 ワゴン車が路上に落ちていたタイヤに乗り上げたため、2人が路上に出ていたとみられることがわかり、落ちていたタイヤが死亡事故を招く原因になったとして、過失運転致死などの疑いでスペアタイヤを落としたトラックの特定を急いでいるということです。

 

 大型トラックや大型バスの場合は、3か月点検でスペアタイヤの取付け状態を確認することが義務化されています(2018年10月施行)。

 

 2017年10月に中国自動車道で大型トラックが落下させたスペアタイヤにトレーラが乗り上げ、路肩にいた女性2人が死亡した事故を受けて点検・整備の基準が厳しくなったものですが、再び落下タイヤが原因で死亡事故が起こってしまったということで、責任の追及も厳しいと考えられます。

 

 落下物はスペアタイヤだけとは限りません。全国の高速道路では年間30万件以上の落下物処理報告がありますが、中にはタンスや冷蔵庫等が落ちていることもあり、事故を誘発する危険が非常に大きいと道路会社が注意を呼びかけています。

 

 どんな場合であっても落下物は違反に問われますので、気をつけましょう。

 

(シンク出版株式会社 2020.7.22更新)

■教育用ビデオ「大丈夫ですか?高速道路の落下物」

 高速道路では、路上の落下物による思わぬ重大事故が後を絶ちません。

 本作品では、高速道路で発生したある死亡事故を図解や実験映像で検証しながら、高速道路での落下物事故防止を強く訴えます。

 

 周りの人々の安全はもちろん、自らの命や財産を守るためにも、こうした予期しない事態に対処する方法を知っておく必要があります。

 

 

 

 

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3月29日(金)

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