さる7月19日午前4時5分ごろ、東京都北区の環七通りを走行していた乗用車が、路上に横たわっていた会社員の男性をひいて死亡させる事故がありました。
乗用車はそのまま走り去りましたが、その後に現場に戻った運転していた男性が自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕されました。
男性は、「交通事故を起こしたが、人(をひいた)と思わなかった」と供述しているということです。
最近、深夜から早朝にかけてお酒を飲んで帰る途中に意識を失って路上に倒れ込んでいる人を、走行車両がひいて死亡させる事故が少なくありません。この事例のように、日曜日や土曜日の深夜、早朝は要注意です。
車を運転していたドライバーは、たいてい「人とは思わなかった」と言うのですが、成人した人間が路上に横たわっているですから、それなりに大きな障害物だったと思います。
それを車で乗り越えていくというのは、いかにも無謀な運転すぎると思います。
深夜、早朝に運転しているとき、路上に大きな塊を発見したら「もしかしたら人かもしれない」と考え、乗り越えて行こうとせずに、避けて通行するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2020.8.7更新)
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