さる8月1日、東京都世田谷区でプロ野球選手が車を運転して環状7号線に出るため一時停止し左折しようとしたところ、左から来た自転車の男性と衝突し、自転車の男性に軽いケガを負わせる事故を起こしました。
事故の詳細はわからないのですが、わき道から幹線道路に左折して合流する場合には、左から来る自転車と事故になるケースが多いので注意しなければなりません。
というのは、左折して合流する車のドライバーは、合流先の道路の車の走行状況が気になりますので、ほとんど右方向ばかりを気にしています。
右から来る車の通行が途切れて、合流できそうなタイミングになると、「今だ」とばかりに左折していくのですが、そのとき左の歩道から来ている自転車のチェックを忘れてしまうのです。
一方、自転車のほうも合流待ちで停止している車を見て、その前を通過できると判断して突っ込んできますので、出会い頭に衝突することがよくあります。
左折して合流していく場合には、今なら行けると一気に左折するのではなく、左折する前には必ず左からの自転車をチェックする習慣をつけてください。
(シンク出版株式会社 2020.8.21更新)
トラック運送事業の運行管理者の皆さんに好評を博してきたドライバー教育ツールのpart4を発売しました。
貨物自動車運送事業の運転者に対する指導・監督の指針12項目に準拠した教育資料が満載です。
今回も、運転者用資料と管理者用資料に分かれてイラストと図解を中心に展開しています。すべて新しい内容のものですので、パート1から3までご購入いただいた皆さんもぜひご利用ください。
また、今回は巻末資料として初任運転者向けの資料が充実しています。指導用記録簿や添乗指導項目等を掲載しましたので、新入運転者教育にご活用ください。