最近、マスクを着用して行動することが多いため、普段の夏よりさらに暑さを強く感じますね。マスクの装着は熱中症の危険を増やしますので、2m以内に人がいない場所では、適宜、マスクを外すくせをつけましょう。
クルマを運転している人の中には、一人で乗車しているにも関わらず、マスクをしている人を見かけます。
降車してから着用するのが面倒くさいからでしょうが、車の中でも熱中症にかかる危険がありますので、マスクは外して運転したほうが賢明です。
というのは、マスクをしているときは口中の湿り気のため喉の渇きを感じにくく、水分補給が遅れてしまう危険が高いからです。
いちいちマスクを外すのが手間なので、塩飴や塩分タブレットなどから塩分を摂取する機会が減るという可能性もあります。
車の中はエアコンがあるので危険は少ないと感じがちですが、窓ガラスを通して浴びる直射日光のため体温が上がりやすく汗をかきますので、夏場は喉が渇いていなくても、水分や塩分をこまめに補給する必要があります。
熱中症にかかる前兆として、汗がひどくなり気分が悪くなるなどの症状がありますが、人によっては無自覚のまま突然に意識を失ってしまうような症例がみられます。
運転中に意識を失うと他の車や歩行者に大きな迷惑をかける恐れがありますので、運転中はマスクを取って、こまめに水分補給や塩分補給を心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2020.8.24更新)
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