見通しのよい道路では、交差道路に目を向けよう - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

見通しのよい道路では、交差道路に目を向けよう

写真はイメージです。文中の事故とは関係ありません
写真はイメージです。文中の事故とは関係ありません

 さる8月28日午後1時30分ごろ、鹿児島県南さつま市の交差点でスクールバスと軽トラックが出会い頭で衝突する事故がありました。

 

 事故の現場は、周囲を田んぼや畑に囲まれた見通しのよい信号機のない交差点で、軽トラック側に一時停止の標識があったということですので、軽トラックのほうが一時停止を無視したのだと思います。

 

 このコーナーで何度も取り上げましたが、見通しのよい交差点でも出会い頭で衝突する事故が結構起きています。

 

 一般的に考えれば、見通しがよいので交差道路から来る車は見えているはずですが、意外と見えていないこともあります。

 その一つが、交差道路の車が同じスピードで近づいて来る場合です。交差道路の車を視野の端で捉えるのですが、同じスピードで動いていますから視野の一点に留まり続けます。

 

 人間の目は、動くものは認識しやすいのですが、動かないものは認識しにくいという特性がありますので、直前までお互いを発見できずに衝突してしまうことがあります。

 

 もちろん、相手の車両がピラーの死角に隠れている場合もあり、同じスピードで近づくとずっと発見できないこともあります。見通しのよい交差点では、意識して左右に顔を向けて、交差道路の車を見落とさないようにしてください。 

(シンク出版株式会社 2020.9.2更新)

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