高速道路の作業員を事故から守ろう

 最近、高速道路のリニューアル工事などで工事規制の件数が増えているため、規制エリアに車が突っ込んで作業員が死傷する事故が大幅に増加しています。

 

 高速道路会社のNexco中日本によると、高速道路の規制エリアに誤って車が進入する事故は毎年発生しており、2016年度46件、2017年度103件、2018年度には149件と年を追うごとに増加しているとのことです。

 

 このため、路上作業員の安全確保が重要な課題となっていますが、このほど、同社では新型の維持作業車「大型移動式防護柵車両=ハイウェイ・トランスフォーマー」を開発し公表しました。

 

 「大型移動式防護柵車両」は、走行時は全長16mほどのトレーラーですが、作業現場に到着するとその姿を変え、トレーラー中央部の外壁にあたる高さ1.7mの保護ビームを車両の左右どちらかに移動させることで、作業スペースをつくります。

 

 また、車両後端の衝撃緩衝装置を展開させ、「2.5トンのクルマが時速80キロで突っ込んでも、運転者が重傷を負わない」という基準を満たしています。同社では、すでに三重県の高速道路などで工事の際に運用を始めているということです。

 

 ただし、まだほとんどの工事等の規制現場ではこうした力強い防護車両はなく、カラーコーンなどで路線が仕切られているだけですので、運転者がわき見などをしていると簡単に規制エリアに突っ込み作業員をひいてしまいます。

 

 「前方○キロ工事中」などの案内表示に気をつけて、工事作業員の安全を守るように意識しましょう。

 

※「ハイウェイ・トランスフォーマー」について詳しくはこちら 

 

(シンク出版株式会社 2020.9.8更新)

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