皆さんは交差点を右折するとき、歩くぐらいのスピードでゆっくりと走行していますか? ともすると、対向車を気にしながら速度を出して右折することが多いのではないでしょうか。
このほど新潟県警察本部が公表した資料によると、さる8月26日から9月3日までの1週間ほどの間に、交差点における右折時の歩行者死傷事故が4件も発生したため、「右折時は対向車だけでなく横断歩道の歩行者に十分注意をしてほしい」と運転者への呼びかけを強めているとのことです。
いずれの事故も歩行者には信号無視などの違反はなかったということで、運転者の確認ミスが原因となっています。
同県警では同種の事故が多発する背景について「運転者は右折時に対向車に気を取られがちのため、左折時に比べてアクセルを強く踏み込んでしまうことで、重大事故につながりやすい」と分析しています。
確かに、対向車が途切れたときに「行こう」と思うと、ついアクセルを踏む足に力が入ってしまいがちです。
焦る気持ちが生まれるときこそ事故が起こりやすいので、右折時は落ち着いてアクセルに力を入れずに、横断歩道や右折していく先の安全確認を優先することを心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2020.9.17更新)
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