すべての年代で運転中の体調異常に気をつけよう

 さる9月16日午前9時20分ごろ、神奈川県座間市の県道で大型トラックがセンターラインを越え、反対車線に停車中のトラックに衝突、大型トラックにいた46歳の運転者が死亡しました。

 衝突されたトラック運転者に怪我はなく、亡くなった運転者の死因は衝突ではなく運転者の疾病か突然の体調不良に原因があるのではないかとみられ、遺体を解剖して調査中です。

 

 運転中の健康異常に起因する事故の多くは高齢者が起こすというイメージを持っている人がいるかもしれませんが、トラックやバスなど事業用自動車の運転者では働きざかりの年代にも多発しています。

 

 国土交通省が調べた事業用自動車の健康起因事故における年齢層別データ(※)によると、トラックでは20歳代が2.0%、39歳が6.1%、40歳代が29.6%、50歳代が39.8%、60歳以上が22.4%であり、運転者全体の年齢分布と比べると40~60歳代に頻度が高くなっています。

 一方、バスでは20歳代が6.3%、30歳代が20.3%、40歳代が38.5%、50歳代が26.0%、60歳以上が8.9%であり、運転者全体の年齢分布とあまり変わらず、すべての年代で同様に発生しています。

 

 誰でも、過労や体調異常など健康上の問題で事故を起こす危険があることを自覚する必要があります。健康起因事故は運転者個人の悲劇だけでなく、多くの人を巻き込む危険があります。

 体調が悪いときは無理をしないで、運転を控えて様子をみましょう。

 

(シンク出版株式会社 2020.9.29更新)

■運転に必要な「健康管理」の状態をチェックできる自己診断テスト

 近年、業務運転中に病気の発作等で引き起こされる交通事故が頻発しています。

  本テストは日頃の健康管理を振り返り、48の質問に「ハイ」「イイエ」で答えることで、普段どれぐらい運転に必要な健康管理ができているかを簡単に知ることができる自己診断テストです。

 

 「疲労や睡眠不足などを軽視する」や「日頃の感染予防を軽視する」など健康管理を行うにあたっての弱点に具体的に気づくことができますので、自身の体調を整え安全運転に活かすことができます。

 

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