自転車の信号無視に注意しよう - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

自転車の信号無視に注意しよう

 

 先日、警察庁が2019年中に全国の警察が摘発した自転車の交通違反の結果を公表しました。

 

 それによると、全国で22,859件の違反行為が摘発され、初めて2万件を超えたということです。

 

 健康志向などの影響で自転車を使用する人が増え、警察が取締りを強化した結果ですが、違反内容で最も多いのは信号無視の12,472件で54.5%を占めています。

 

 また、自転車乗用中の事故死者は427人いて、そのうち自転車に法令違反があったのは329人で77.0%という高い割合です。

 

 事故死者の自転車側に違反があった割合は、2009年以降71.6%から80.3%と常に高い水準で推移していて、自転車に乗る人の違反が死亡事故の大きな要因の一つとなっています。

 

 車でも信号無視はありますが、車同士の事故と比べて信号無視をして交差点に入ってきた自転車と車が衝突した場合は、乗員が死亡したり重傷を負う確率は高いと考えられます。

 

 自転車に乗る人は、信号を守ることの重要性を再認識してください。

 

 また、車を運転しているときは青信号でも油断しないで、「自転車が飛び出してくるかもしれない」「信号無視をして渡ってくるかもしれない」という危険予測意識を持って運転しましょう。

 

(シンク出版株式会社 2020.9.30更新)

■自転車利用者のための「安全運転」自己チェックテスト

 自転車の運転に免許証は必要ありませんが、そのため、交通ルール・マナーを十分に理解しないまま危険な運転をしている人が後をたちません。

 

 このテストは日頃の自転車の運転を振り返り、48の質問に「ハイ」「イイエ」で答えることで、普段どれぐらい自転車を安全に運転できているかを簡単に知ることができる自己診断テストです。

 

【詳しくはこちら】

トップに戻る パソコン版で表示