さる10月4日正午ごろ、宮城県白石市の交差点で、右折しようとしていた乗用車が直進してきたバイクと衝突し、バイクを運転していた男性が死亡する事故がありました。乗用車を運転していた男性は「バイクがもっと遠くにいると思った」などと話しています。
何度も取り上げていますが、交差点を右折する乗用車と直進してくるバイクが衝突する、いわゆる「右直事故」が後を絶ちません。その原因の大半は、右折する運転者が直進するバイクの存在を軽視することにあります。
その代表的なものが、今回の供述にあるように、バイクの位置を遠くに見てしまうことです。車体の小さなバイクは、近くにいても遠くにいるように見てしまうのです。
もう一つは、バイクのスピードです。結構なスピードで来ているにもかかわらず、遅く見てしまいがちです。
右折する運転者が、バイクの存在を軽視する気持ちがあると、バイクの位置を実際よりも遠くに見て、そのスピードも遅く感じてしまうのかもしれません。
交差点を右折するときに、バイクが来ていたら、「遠くにいるように見えるが、意外と早く近づいてくるかもしれない」と考えるようにしてください。
(シンク出版株式会社 2020.10.14更新)
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