意外に忘れてしまいがちな自車の高さ

写真はイメージです。記事中の事故とは関係ありません
写真はイメージです。記事中の事故とは関係ありません

 

 トラックの荷台に少し背の高い重機等を積んだときや普段より車高の高い車に乗ったとき、最初は高さのことを意識していても、そのうち車高が高いことを忘れて走行してしまうことがあります。

 

 途中で高さ制限のある道路を走行しなければ事故にならずにすみますが、運悪く低い高架の下などを走行するとき、車の上部が衝突して事故を起こす危険があります。

 

 さる10月15日午前10時30分頃、大阪市城東区にある京阪電車の線路下を通過しようとしたトラックが、高さ2.2mの高架に衝突し荷台部分が大破して、積荷の海産物などが周囲に散乱しました。

 

 トラックの運転者は自車の高さが2.2mより高いことをうっかり忘れてしまって、無意識に高架下の道路を通過しようとしたようです。

 

 いつもは車高の低い乗用車を運転している人が、業務上の理由などでトラックを運転したり、車高の高いワゴン車を運転しているとき、こうした事故を起こしやすくなります。

 

 鉄道高架などの手前には必ず高さ制限を示す標識があります。標識を見かけたら漫然と走行しないで、自車の高さは大丈夫だろうか?と自問する習慣をつけましょう。

 

(シンク出版株式会社 2020.10.19更新)

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