さる10月22日午前9時10分ごろ、宮城県栗原市の片側1車線の国道を走行していた救急車が、対向車線側の施設に入るために右折しようとしていた乗用車を追い越そうとした際に乗用車と接触する事故がありました。
救急車は病人を搬送中で、赤色灯をつけサイレンを鳴らして走行していましたので、右折しようとしていた乗用車が救急車の存在に気がつかなかったのではないかと思います。
緊急自動車と一般の車との事故をみていると、赤色灯を点けてサイレンを鳴らしているにもかかわらず、その存在を見落としているケースが少なくありません。
確かに、サイレンが鳴っているのが聞こえても、どこから聞こえてくるのかわかりにくい面がありますが、もっと大きな問題は運転者がサイレンを鳴らしている救急車の通行を妨げないようにするという意識が低いことにあるのではないかと思います。
運転中に少しでもサイレンらしい音が聞こえたら、集中して聞いているとだいたいの方向はわかると思います。
その方向を意識して見ていれば、救急車の位置も確認できると思いますので、その動向を注視して進路を妨げるような行動は絶対にしないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2020.10.30更新)
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