暦のうえでは「立冬」を過ぎて、一段と寒さが増してきており、北国では雪がちらちらと降る季節となりました。
こうした本格的に雪が降る前の時期に気をつけたいのは、路面凍結によるスリップ事故です。
さる11月4日午前6時5分ごろ、北海道江別市の国道の橋の上を走行していた大型トレーラーが、凍結した路面でスリップして中央分離帯のガードレールを突き破って反対車線にはみ出して計9台が衝突するな事故がありました。
事故の現場は片側2車線の緩やかなカーブになっており、札幌市など各地で初雪が観測されました、事故現場付近では雪は降っていませんでした。
路面に雪がないと、ドライバーはついつい油断するのですが、早朝や夜間は気温が下がって路面が凍結することがあります。
とくに、この事例のように橋の上や高架部分、トンネルの出入り口付近は凍結しやすく、夜間は気づきにくくなりますので注意しなければなりません。
早朝や夜間走行するときには、雪が降っていなくても路面が凍結していることがありますので、急ブレーキや急ハンドルなど「急」のつく運転をせず、スピードを落として運転してください。
(シンク出版株式会社 2020.11.13更新)
小冊子「雪道・凍結路の危険をイメージしよう」は、冬道を走行するドライバーに対して、安全な運転方法を指導するのに最適の教材です。
雪道や凍結した道路を走行するにあたって、必要な知識が身についているか、また危険な行動をしていないかを「はい」「いいえ」でチェックすることにより、冬道走行の基本を学んでいただくことができます。