先日、JAF(日本自動車連盟)では信号のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしている場面において、走行している車が一時停止するか否かの全国調査の結果を発表しました。
それによりますと、全国で一時停止した車は21.3%で、前年の調査から4.2%ほど改善されましたが、依然として約8割の車が止まらない実態が明らかになりました。
一時停止率がもっとも高かったのは長野県で、過去最高の72.4%となりました。次いで兵庫県が57.1%、3位は静岡県の54.1%となっています。
一方、一時停止率が悪かったのは宮城県で、わずか5.7%でした。以下東京都の6.6%、岡山県の7.1%となっています。
この調査を見て感じることは、都道府県によって差がかなりあるということです。それだけ歩行者優先の意識を持って運転しているかの地域差が出ているのだと思います。
いうまでもなく、道路交通法では横断歩道に横断しようとする歩行者がいるときには、横断歩道の手前で一時停止しなければならないと定められています。
とくに、一時停止率の低い都道府県在住の運転者は、「信号機のない横断歩道」で歩行者がいる場合は、必ず一時停止するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2020.11.16更新)
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