カラー舗装交差点では出会い頭事故等を警戒

写真は香川県の交差点カラー舗装化資料より
写真は香川県の交差点カラー舗装化資料より

 

 一般道路を走行中、交差点の中などに色を塗ってある場所に出会うことがあります。

 こうした場所に近づいたら、事故多発交差点である可能性が高いので、注意力を高めて走行することをおすすめします。

 

 というのは、実は香川県が交通事故多発交差点などで路面に色を塗ったり路面表示を改めたりしたところ、対策前に比べて事故が 52%減少し、特に出会い頭衝突事故の件数は 68%も減少したというニュースを目にしたからです。

 

 香川県では、交通事故で死亡する人の割合が全国的に見て高い状態が続いているため、さまざまな事故防止対策に取り組んでいますが、その一環として事故が多発していた交差点など約430か所の路面に色を塗ったり路面標示を改めたりした結果、事故発生件数が大幅に減ったことがわかりました。

 

 特に交差点での出会い頭事故は、1年間の平均で201.1件から65件と大きく減少しています。

 

 これら交差点での着色や「交差点注意」などの目立つ道路標示は他の都道府県でも取り組まれています。カラー舗装や路面標示がある地点を通る際は、「ここは危険なんだな」と考え、注意力を高めて交差道路からの飛出しなどを警戒して運転することが重要です。

 

 (シンク出版株式会社 2020.11.24更新)

■「鳥の視点」で運転席からは見えない危険を発見しよう

 交差点事故を起こさないためには、運転席からは見えない危険を見つけ出すことが大切です。そうした危険を発見するには、運転席の上空から見る鳥のような視点を持って、交差点全体の交通場面をイメージする力(メタ認知能力)が必要となります。

 

 新刊小冊子「交差点を鳥の目で視ると隠れた危険が見えてくる」では、交差点の6つの運転場面を提示して、隠れた危険をイメージできるかを考えるとともに、それぞれ俯瞰図で交差点の危険を見ながら解説を読んで理解する構成となっています。

 

 メタ認知能力を高めるための教材としてもご利用いただけますので、ぜひ事業所での交差点事故防止教育にお役立てください。

 

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