先日、女性タレントが渋滞中に前車に追突する事故を起こしたことが大きく報道されていました。
報道によりますと、渋滞に巻き込まれて走行中に、落とした水に気をとられて、ブレーキから足を離してしまい、前の車にぶつけてしまったということです。
渋滞に巻き込まれると、だんだんと気が緩んできて、運転と関係のないものにわき見をしたり、水を飲んだりお菓子を食べたりすることがあります。
そのとき、食べている物を床に落としたりすると、慌ててそれを拾おうとして運転姿勢が乱れて、ブレーキペダルを踏んでいる足が離れて車が動き出すことがあります。
とくに、飲料水などを服の上に落としたりすると、とっさに拭こうとして足が離れることがあります。
もう一つの問題は、運転姿勢です。運転席を後ろにしてブレーキペダルを床まで踏み込めないような位置で運転している人がいますが、こうした運転姿勢の人は落ちた物を拾おうとして少し姿勢が乱れれば、簡単に足がブレーキから離れてしまいます。
渋滞中は、ブレーキペダルをしっかり踏んで、足を離さないようにしてましょう。
(シンク出版株式会社 2020.11.25更新)
衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の普及によって、追突事故は減少傾向ですが、依然、人身事故における割合はトップとなっています。
本テストは、普段の運転行動をチェックしていただくだけで、ご自身の中にどんな追突事故に対する危険が隠れているかを確認していただける自己診断テストです。